令和2年度科研費 基盤研究(C)に応募していた研究課題「ワルラスにおけるリスク・不確実性・企業者-一般均衡理論の思想史的解明」の交付内定通知がきました。4年間の研究プロジェクトです。
このプロジェクトのテーマにかかわる基礎的な考察として、滋賀大学経済学部付属リスク研究センター(今年度より滋賀大学経済経営研究所に組織替え)より、「ワルラスにおける企業者利潤とリスクー経済学史の観点から」という研究課題で、今年度の助成金を受け、この助成金によって、来る6月にthe History of Economic Society (HES)の年次大会(於オランダ・ユトレヒト)で論文を発表するはずでした。しかしながら、新型コロナウィルスのために、残念ながらこの学会は中止となってしまいました。
この論文の発表は、本科研費プロジェクトの重要な準備作業でもあると考えていましたが、このような不測の事態により、発表時期の変更を余儀なくされました。年度内に別の国際学会で発表することを計画中です。コロナウィルスの被害が早く収束し、研究活動が正常に戻ることを祈るばかりです。