Research Grants

科研費獲得しました

令和2年度科研費 基盤研究(C)に応募していた研究課題「ワルラスにおけるリスク・不確実性・企業者-一般均衡理論の思想史的解明」の交付内定通知がきました。4年間の研究プロジェクトです。

 このプロジェクトのテーマにかかわる基礎的な考察として、滋賀大学経済学部付属リスク研究センター(今年度より滋賀大学経済経営研究所に組織替え)より、「ワルラスにおける企業者利潤とリスクー経済学史の観点から」という研究課題で、今年度の助成金を受け、この助成金によって、来る6月にthe History of Economic Society (HES)の年次大会(於オランダ・ユトレヒト)で論文を発表するはずでした。しかしながら、新型コロナウィルスのために、残念ながらこの学会は中止となってしまいました。

 この論文の発表は、本科研費プロジェクトの重要な準備作業でもあると考えていましたが、このような不測の事態により、発表時期の変更を余儀なくされました。年度内に別の国際学会で発表することを計画中です。コロナウィルスの被害が早く収束し、研究活動が正常に戻ることを祈るばかりです。

科研費獲得しました

平成29年度科研費 基盤研究(C)に応募していた研究課題「ワルラス一般均衡理論の思想的起源の解明-ローザンヌ大学ワルラス文庫を手掛かりに」の交付内定通知がきました。3年間の研究プロジェクトです。

ローザンヌ大学ワルラス文庫は、ワルラスの書き込みが入った蔵書が保管されています。1998年に最初にここを訪問して以来、私のワルラス研究のインスピレーションの重要な源泉のひとつとなっています。この機会を生かして、同文庫のさらなる調査を進め、これまで培ってきた問題意識に基づいて研究成果をまとめ、積極的に世界に向けて発信したいと考えています。