論文がアクセプトされました

2017年のESHETアントワープ大会で報告した、ワルラスとスミス『国富論』の関係についての考察を発展させた論文が、このたび、European Journal of the History of Economic Thought 誌にアクセプトされました。

この学会報告については、このサイトでもお知らせしました。また学会報告後、滋賀大学リスク研究センターのEnglish Lunch Seminarでも報告をしました。学会やセミナー当日、コメントや質問をしてくださった方々に感謝いたします。

学会での報告要旨は、Researchgateに掲載しています。ローザンヌ大学ワルラス文庫の『国富論』への書き込みを手掛かりに、「見えざる手」とワルラスの一般均衡理論を結び付ける教科書的な解釈に一石を投じ、ワルラスとスミスの知られざる影響関係を明らかにする論文です。掲載論文は、加筆修正を経て、最初のバージョンよりもかなり発展した内容になっています。

 ジャーナルに掲載されるのは、2021年6月の予定です。詳細について、またこのサイトでもお知らせします。