資料紹介 Léon SayからAlfred de Fovilleへの書簡(1883)

『彦根論叢』(滋賀大学経済学会)の最新号(2017年夏号 412号)に、私の資料紹介論文「滋賀大学図書館蔵 Léon Sayから Alfred de Foville への書簡(1883)」が掲載されました。(オンラインジャーナルはこちら

lettre de Leon Say a Foville_ページ_3

著者 Léon Say から de Foville に献呈された『フランスの財政』(1883)

Léon Say (1826-1896)は、フランスの有名な自由主義経済学者で、フランスの財務大臣を3回務めました。明治時代初頭、日本銀行の設立にも大いに影響を与えた人物として知られています。

Léon Say 著の『フランスの財政』(1883)を数年前に科研費で購入したところ、その本には Léon Sayの自筆書簡が添えられていました。しかしそれが誰宛てなのかがどうしても解読できませんでした。今年の1月に、リヨン第2大学のJean-Pierre Potier教授に会ったときにこの書簡のことを相談したところ、著名な統計学者 de Foville宛のものだということがわかったのです。そしてその書簡の内容から、この本は Léon Sayから de Fovilleに献呈したものであることが明らかになりました。つまりこの本は、de Foville の蔵書だったのです。このことをツイッターで発信したところ、de Fovilleの子孫であるパリ在住の若者からメッセージが届くという、興味深いハプニングもありました。

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